必ず見直しを!

皆さん既にやっていることとは思いますが、訳文が出来上がったら、必ず何度か見直しをしてください。時にワープロの変換ミスやケアレスなミス、訳もれが散見されます。全体的に意味をよくつかめているにもかかわらず、ケアレスミスで減点されるのは、残念なことです。2~3回といわず、時間の許す限り何回でも見直しましょう。

ケアレスミスに限らず、訳文の品質を高めるためにも見直しは必ず必要です。見直しをする場合のポイントは、自分の訳文を批判的な目でみる事です。法律用語として正しいか、 前後で矛盾していないか、センテンスとして意味が通じているか、もっと適訳はないか、日本語としてこなれているか等々を第三者的な目で見直してみましょう。

自分の訳文を批判的に見る事ができるかどうかが、良い訳文を作れるかどうかの分岐点になります。少しでも不自然と感じる点があったら、もう一度、辞書、参考書などを使って納得するまで調べてください。自分で自分の訳文の意味がつかめていない場合は、間違っている可能性大です。辞書、参考図書、インターネット等を総動員して、自分で納得のいくまで調べてください。決して、理解できない部分をそのままにせず、自分なりに納得のいく結論をだして、訳文を完成させてください。

くどいようですが、良い訳文を作るコツは徹底的に調べることです。疑問に感じた部分は徹底的に調べて、素晴らしい訳文を作ってください。期待しています!
(執筆:国吉 晶二郎)

「和議」と「民事再生」につい